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2019年ノーベル平和賞受賞者はグレタ・トゥーンベリじゃなかった 〜時代を導くジャンヌ・ダルク グレタ・トゥーンベリ 批判の絶えない変革者〜

(2019年ロイター/Tiksa Negeri)

今年もノーベル賞が発表されました。

平和賞部門では、環境問題で大きなムーブメントを巻き起こしているグレタトゥーンベリさんが注目されていました。
受賞者予想でもかなりの人気を誇っていました。

彼女への評価は賛否両論です。
今回の受賞者発表でもグレタさんへに対してかなりの酷評がありました。

今年のノーベル平和賞は…


(出典:ノーベル平和賞 これまでの受賞者は

今年のノーベル平和賞に選ばれたのは、グレタ・トゥーンベリさんではありませんでした。
彼女の行動や、経歴などは「16歳の環境活動家トゥーンベリ、ヨットで大西洋横断しNYに到着。彼女は一体何者!?」に載せてあります。ぜひご覧ください。

残念ながら、グレタさんはノーベル平和賞に選ばれませんでしたが、彼女の行動が世界に大きく影響を与えたのは揺るがない事実です。

今回ノーベル平和賞を受賞したのは、「20年間対立していた隣国エルトリアとの和平を実現した」エチオピアのアビー・アハメド首相です。今回の受賞ついてはNHKの記事によくまとめられていたので興味がある方はそちらをお読みください。

<関連記事>ノーベル平和賞にエチオピアのアビー・アハメド首相

批判の絶えない変革者


(出典:16歳の活動家グレタさん プーチン大統領の批判に強く反発

グレタ・トゥーンベリさんへの批判は、一般人だけではなく国の首相レベルでも行われています。
前回の記事では米トランプ大統領とのやり取りをお伝えしました。
今回は露プーチン大統領とのやり取りと、そこから見えてくることをお伝えしようと思います。

プーチン大統領は10月2日に開かれた「ロシア・エネルギー・ウィーク」にて以下のように語りました。

プーチン大統領は「グレタさんに現代世界は込み入っていて複雑なことを話してやる人が誰もいない」「アフリカやアジア諸国の人々はスウェーデンのように豊かになりたいと望むが、太陽光発電で行うのか。途上国がそうした技術を利用するのは難しい」と批判しました。
(出典:「グレタに世界の複雑さを教えてやれ」という心無い批判 スウェーデン少女、ノーベル平和賞受賞ならず

それでは次に以下の表をご覧ください。


世界の原油(石油)生産量 国別ランキング・推移を参考に筆者編集)

表からわかるのは、トランプ大統領もプーチン大統領も石油のトップ産出国の大統領であるということです。
確かに世界は複雑ですが、彼らが守ろうとしているのは「彼らの時代」にしか思えないのです。守るべきは国ですが、国の未来なのではないでしょうか?

社説:次代を導くジャンヌ・ダルクと続く私達

彼女の行動は、

  • 世界を動かし、
  • 環境問題への意識を高め、
  • 世界の潜在的な環境活動家を目覚めさせました。

核心を突き、物怖じしない語り方、は「環境問題の深刻さ」「各国の取り組みの甘さ」を浮き彫りにするものでした。

「グレタさんを裏で動かしている人がいる」という事が言われていますが、実際にそうだったとしても、「各国に影響を与えている」という事実は変わらないのです。
誰に操られていようが、彼女の心に偽りはないと思います。
彼女への評価は賛否両論ですが、新しい動きに批判が起きるのは世の常なので仕方がありません。
我々は、彼女が切り開いた「環境問題」という訴えかけの道をともに歩み、世の中のシステムや間違った認識を正していくしかないのです。

世界が複雑だから」という言葉に意味はあるのでしょうか?
複雑に入り組んだ世界を、一つ一つ解きほぐして良い方へ解決していくのが、国の指導者の本来やるべきことではないでしょうか。

今あるものを変えなければならないとき、多くの反発があるでしょう。
多くの既存の既存の利益を害することがあると思います。これは世界のトップ石油産出国のような「持つ者」ゆえの弱みです。
我々のような「持たざる者」は多くの弱みを抱えています。ですが、この弱みは既存のシステムに疑問を投げかけて、変革していける強みでもあるのです。

環境問題に関する認知は、日本では未だに低いです。
今後急速に認知が広がり、多くの人が環境問題について意見を持ち議論が交わされる日が来るのではないでしょうか。
そんな議論の場も作っていけたらなと思っています。

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