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【事例紹介】TerraCycleの「Loop」〜使い捨て消費社会に光明〜

(出典:Food and drink firms join Loop waste-free shopping platform)

この記事は【事例紹介】です。
この記事で革新的なTerraCycleの提供する循環型ショッピングプラットホーム「Loop(ループ)」について紹介します。

1. Loopを世界に発表

2019年1月スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)が開かれました。
ダボス会議では海洋汚染の元となっているプラスチック削減が主要テーマの1つとなっていました。
そこで解決策として大手消費財メーカーとともに、国際的リサイクル企業のTerraCycleが「Loop」を発表しました。

中国ショックや海洋プラスチック問題が話題になる中で、ゴミのリサイクルよりもゴミのデュースに注目が集まります。
使い捨てをやめてゴミを減らすことで、環境への利点がLCAですでに証明されています。

2. Loopとは?

以下に公式のyoutubeの動画をげておきますので、ご覧ください。

Loopってなんなの?

Loopとは、TerraCycleが「パンテーン、ユニリーバ、P&G、Gillette」など大手企業と共に新たな消費を提供する世界初の循環型ショッピングプラットフォームです。
捨てるという概念を捨てよう」というミッションの達成を掲げ、使い捨てゴミの削減への取り組み環境への負担を減らしていくことで、サーキュラーエコノミーの実現を目指しました。

背景

『テラサイクルのリサイクルプログラムの目標は、廃棄物のリサイクルを可能にすることです。しかし、リサイクルのために全ての廃棄物を回収するのは不可能ですし、限界もあります。そこで、新たなビジネスとなり、そもそも根本的に“廃棄物”をなくすアイデアを探していたところ、創業者が牛乳配達のような仕組みをもう一度復活できないかと思いつき、そこで生まれたのがLoopです。』出典:容器の所有権をメーカーが取り戻す。サーキュラーエコノミーのプラットフォーム「Loop」の挑戦

特徴

今までは使い捨てにされていた日用品や商品の包装、食品の容器などを繰り返して利用できる耐久性の高いものに変えて商品を販売し、その容器を回収洗浄した後にリユース(再利用)するという新しい循環的な消費システムです。

また商品は、消費者が使い慣れた物を取り扱っています。大手企業を中心に41の企業と88商品を販売しています。
世界中の人気のブランドの商品が、廃棄物を一切出すことなく利用することができます

仕組み

簡単に言ってしまえば、牛乳配達の仕組みと同じです。飲んだらビンを回収して、洗ってまた配達する。

容器の品質

このシステムは耐久性の高い商品の容器(パッケージ)なしでは成り立ちません。
このLoop用の容器を開発するために数千万円の投資をした企業もすくなくありません。
Loopの容器には2つの基準があります。

  1. 100回使っても問題ない
    繰り返し容器を使うために耐久性の高さは最重要です。
  2. 部屋に置いておきたくなるようなデザイン性
    捨てるものではないので簡単なものではなく、高級感のある贅沢なデザインをすることが可能になり、
    消費者の満足度を上げるものになっています。

消費者と参加企業の利点

『使い捨て容器が増えた理由はとてもシンプルで、「軽くて」「安く」、そして「便利」だからです。何も洗う必要がなく、ただ捨てるだけですから。結果として使い捨て容器はどんどん増えていきました。もともとは飲料会社も牛乳配達も、みんな瓶で販売していました。スーパーでガラス瓶を買い、飲んだ後にそれをスーパーに戻すとデポジットの5円が戻ってくるといった仕組みです。瓶を洗ったり戻したりするのが面倒くさいという点はありますが、その時点では容器はメーカーのものだったのです。』出典:容器の所有権をメーカーが取り戻す。サーキュラーエコノミーのプラットフォーム「Loop」の挑戦

どんなに素晴らしい事業でもみんなが使ってくれなければ意味がありません。

消費者の受ける恩恵

  • 追加の料金なしで市販のものより高品質のデザインや、耐久性や機能性の高いパッケージを利用できる
  • 環境に責任ある選択ができる
  • いちいちスーパーに買いに行く必要がない(重いものも運んでくれるので高齢にもうれしい)
  • 洗う必要がないので今まで通り捨てる感覚でおっけい

出典:容器の所有権をメーカーが取り戻す。サーキュラーエコノミーのプラットフォーム「Loop」の挑戦

企業の受ける恩恵

  • 短期的に見れば容器の開発コストや一本当たりの製造コストは高くなってしまうが、何度も使いまわすので長期的に見ればコスト削減につながる。
  • 使い捨てではないのでデザイン性が高く耐久性や機能性の高い容器を消費者に届けることで、消費者の満足度向上につながる。

3. Loopの利用可能地域

2019年5月から米ニューヨークと仏パリで試験運用が開始。
2019年から2020年でいくつかの世界の主要都市で試験運用がなされます。

日本は?

日本ではまだ行われておらず、2020年に東京への導入が決定しています。
また日本への導入時には日本人に合わせた商品ラインナップにしたいと関係者は語っています。
容器の所有権をメーカーが取り戻す。サーキュラーエコノミーのプラットフォーム「Loop」の挑戦より)

4. TerraCycleとは?

このプラットホームの提供元となるTerraCycleとはどんな会社なのでしょうか?

詳しくは「TerraCycleとは」の記事が完成するまでは
テラサイクルについて学ぶ · TerraCycle
こちらの公式HPをご覧ください。大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。