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紙パックとペットボトルはどちらが環境に優しいの!?

こんにちはlo-cabo.comです。
今回はプラスチック問題の一環としてペットボトルと紙パックはどちらが環境に優しいのか、そして皆さんにもっと紙パックについて知ってもらいたいと思います!便利なペットボトルの問題点についても言及していますのでぜひご覧ください!

紙パックとペットボトルの対比

容器 ペットボトル 紙パック
仕様 炭酸用
500ml
炭酸用
1500ml
耐熱用
500ml
箱型
250ml
屋根型
1000ml
ライフサイクル全体での
CO2排出量(g)
129 231 145 61.1 116.8
リサイクルによる
CO2代替量(g)
-20.7 -39.2 -23.8 -3.57 -2.96
最終CO2排出量(g) 107 192 122 57.5 87.2

平成16年度 容器包装ライフ・サイクル・アセスメントに係る 調査事業 報告書 - 飲料容器を対象とした LCA 調査 - 平成17年3月 財団法人 政策科学研究所」を参照、筆者が必要な情報を抜粋

上の表は紙パックとペットボトルが製造されて処分されるまでに排出されるCO2の排出量を表したものです。

仕様が少し違うので比較しづらいですが、ペットボトル500mlと紙パック1000mlを比べた時に紙パックの方が排出量が少ないので明らかに紙パックの方が環境に優しいことがわかります。

紙パックとペットボトルのリサイクル率と回収率

ひとまずこの表を見て下さい。この数字は少々難しいかと思いますが、以下でしっかり説明します。
リサイクル率とその他の数字が反比例しているのがわかると思います。


(紙パック回収率 |[容環協]全国牛乳容器環境協議会PETボトルリサイクル推進協議会参照 筆者編集)

回収率は表に書いてあるとおり、
紙パックは国内の循環のみ、ペットボトルは指定PETと呼ばれる区分のペットボトルの回収率になります。

紙パックの海外輸出量は、実態が把握されていないため詳細な数字が出ていなかったため、未記載とさせていただきました。
そこで今回の記事では、回収率に注目してリサイクル率を出してみました。ここでの計算には、情報がないので海外に輸出した分は考えません

  • リサイクル率1(回収率を考慮せずに、原料生産量を分母にする)
    ( 熱回収 + 国内再資源化量 ) ÷ 原料生産量
  • リサイクル率2(回収率を考慮して、回収量を分母にする)
    ( 熱回収 + 国内再資源化量 ) ÷ 回収量

こうしてみると明らかに、紙パックのリサイクル率の方が高いのが明らかですね。

紙パックの問題

回収率においては明らかに紙パックのほうが劣っています。

私達は、紙パックをコンビニで買ったら捨ててしまうことが多いですよね。
そして、家で飲んでいる紙パックはどうしていますか?
リサイクル率の高い紙パックですが、回収されていないがためにリサイクルされないまま焼却処分になってしまっています。

紙パックの問題とは、回収率の向上の問題なのです。

「なぜ牛乳入りペットボトル』は見かけないのか?」
なぜ牛乳があれほど便利なペットボトルに入っているか知っていますか? 2008年に「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」が改正されたことで、 法的にはペットボトルに入れての販売も可能です。 十分な安全性が適切な保存環境下にあっては保障されるとのことでした。 ですが2019年の今になっても牛乳をペットボトルに入れて販売しているのを見かけません。 それは、ペットボトルに入れることで格段に持ち運びの利便性が上がります。 すると消費者はどうするでしょうか。 必ず牛乳を長時間持ち運ぶ人が出てきますね、しかも夏などにそういったことをすると飲み口などから雑菌が繁殖したり、 食中毒を起こす危険性があります。 また企業はペットボトルに牛乳を入れるための設備も作らなくてはいけません。 これは莫大なコストがかかってしまいます。 これらから企業はリスクが高いために「牛乳入りペットボトル」をみかけないのです。

ペットボトルの問題

便利なペットボトルですが、どんな問題があるのでしょうか?

  1. リサイクル率の低さ
    リサイクル率の低さについてはプラスチックのリサイクルは多くの種類のプラスチックが混ざっているため、それを仕分けするのが難しいと言われています。
    プラスチックはいくつか種類があり、異なる種類のプラスチックを混ぜて作ると質の悪い、強度が低いものができています。
    また、商品はいくつかのプラスチックを組み合わせてできており、ゴミもプラスチックごとに分別されているわけではありません。質の良いプラスチックを作るには仕分けをしなければならないのです。

    さらに、汚れているプラスチックを洗浄しなくてはいけません。この時に出る汚水は環境汚染につながり、人体にも非常に有害です。
    中国はこの汚水によって深刻な環境汚染に悩まされています。
    これらの点から、リサイクルが難しいとされています。

  2. 海外へのゴミ輸出
    前述しましたが、リサイクル率の中には海外に輸出された資源ごみも存在します。つまりこれは、日本で処理しきれないので海外に丸投げする形になっていたのです。
    最近はゴミ問題に関する中国ショックが起きゴミの海外輸出の問題が浮き彫りになりました。

  3. 廃プラスチックの海洋汚染問題
    ペットボトルの原料であるプラスチックが海へと流出し、海を汚しているのです。
    プラスチックは紙ゴミなどと違いすぐにすぐに分解されることなく、半永久的に海に漂います。
    これを餌と間違えて海の生き物が食べてしまったり、マイクロプラスチックと呼ばれる極小のプラスチックを植物性プランクトンと勘違いして動物性プランクトンがしたずの内に食べてしまっていることが最近の研究で分かったそうです。
    こうしてどんどん食物連鎖の波に乗って他の生き物にも影響を及ぼしていきます。
    また、その生き物を食べる私たちの体にまで害を及ぼすのではないかと懸念されています。

まとめ

どうでしょうか、環境や生活における紙パックの利点とプラスチックでできたペットボトルの問題を分かっていただけたでしょうか?
正しい方法でリサイクルされればペットボトルも素晴らしい、便利なものです。
環境に良い消費行動は企業を変える!

どうか、商品を選ぶ一歩手前で立ち止まって考えてみてください。「どっちが環境に良い商品なのか?」
それだけで、世界は変わります。

少しでも紙パックの飲料を購入しようと思っていただけたら幸いです。

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