ニュース

国際的な脱プラスチックへの動き。リサイクル後進国、日本も脱ペットボトルへ。

脱プラスチック
脱プラスチック

国際的な脱プラスチックに向けた動きが活発化してきています。
SDGsでは2030年を目処に色々な取り決めがされています。

その影響で国内でも変化が見え始めています。
最近ではプラスチックのストローを廃止し、紙のストローを提供する店舗を見かけるようになったりました。

脱プラスチックに向けた動きが出てきた理由

大きく以下の3つが挙げられます。

  1. プラスチックは自然に還らない
  2. 海に流れ込んだプラスチックゴミが海洋汚染を引き起こす
  3. プラスチックの生産に石油燃料が使われる

1つ目、プラスチックは自然に還らないことが挙げられます。
紙や食品が埋め立てればやがて土に還るのとは違い、自然界にそのままの姿で残り続けます。
そのため、処理の仕方が難しいです。

2つ目、またプラスチックゴミが海に流れ込み、海洋汚染を引き起こしていることも問題として挙げられています。
2018年にはウミガメの鼻にストローが刺さっている衝撃的な映像が脚光を浴びました。

3つ目、プラスチックを作る過程で石油資源が使われていることも挙げられます。
全世界の年間石油消費量の4-8%はプラスチック関連であると言われています。
このままのペースでプラスチック消費量が増えていくと、2050年には石油消費量の20%がプラスチック関連になると予想されています。

これに加えて、日本では2017年に中国が廃プラスチックの輸入を禁止した、いわゆる中国ショックも動きの後押しをしています。

国際的な脱プラスチックの先進事例

既にヨーロッパでは使い捨てプラスチック対策の動きが出ています。

EU加盟国は、2025年には国民一人当たりのプラスチックのレジ袋の年間消費量を40枚に抑えるという取り決めをしました。
(取り決めができた2015年時点での、国民一人当たりのプラスチックのレジ袋の年間消費量は200枚だったようです)
このため、レジ袋の有料化がかなり進んでいるようです。

また、2018年には新たな取り決めで以下の内容を加盟国に対して求めています。

  • 2025年までに90%の使い捨てペットボトルの回収すること
  • 食品や飲料の入れ物としての使い捨てプラスチックを削減すること

脱ペットボトルに向けた動き

各団体・自治体単位でのペットボトルの水販売規制

イギリスのリーズ大学では、2008年に学内のカフェ、バー、売店からのペットボトルの水の販売を禁止しています。
また、アメリカでも2019年8月にサンフランシスコ空港でペットボトル入りの水の販売が禁止されました。

また全域での販売禁止には至らないまでも、公共施設(公園や市の建物)での販売を禁止する地域や国(カナダなど)も存在しています。

ペットボトル入りの水を代替するための動き

イギリスでは、ペットボトル入りの水の消費を抑え、自治体の水道水を使用してもらうことを促進する取り組みが進んでいる。
人々が水筒を持ち歩き、街のいたるところに給水スポットを設置することで、ペットボトル入りの水を消費しなくても済むようにする取り組みです。

給水スポットは、必ずしも公共団体が設置したものばかりではなく、民間の飲食店やホテルなどもその一つとして参加しています。
そして、こういった街の給水スポットはアプリから見つけることができます。(イギリスの Refillプロジェクト)

 

日本での動き

日本はプラスチックに対する取り組みでいうと、比較的後れをとっています。
しかし、徐々に動きが出てきています。

2019年3月には、環境省によってプラスチック資源循環戦略(案)がまとめられました。
2030年までに使い捨てプラスチックを累積25%排出抑制するなどの目標が掲げられています。

リデュース 2030年までに使い捨てプラスチックを累積25%排出抑制
・レジ袋の有料化
・使い捨てプラスチック製容器包装・製品等については、容器の軽量化やリユース容器・製品の利用促進
リユース 2025年までにリユース・リサイクル可能なデザインに
2030年までに容器包装の6割をリユース・リサイクル
2035年までに使用済みプラスチックを100%リユース・リサイクル等により、有効活用(熱回収を含める)
再生利用 2030年までに再生利用を倍増
2030年までにバイオマスプラスチックを約200万トン導入

・可燃ゴミ用指定袋などの燃やさざるを得ないプラスチックについてのバイオマスプラスチックの導入
・国や地方自治体による公共調達を含む需要喚起

脱ペットボトルに向けた動き

日本でも大手企業が社内でのペットボトルの販売や、プラスチックバッグの提供をやめることを決定していたり、日本でもイギリスの Refillプロジェクトが始まっていたりします。
今後の脱ペットボトルに向けた動きの展開に注目です。

Add Comment

Click here to post a comment

CAPTCHA