ニュース

プラスチック削減へ向けた取り組み。ペットボトルの代替素材を求めて。紙のボトルや食べられる容器が登場

ペットボトルゴミ

プラスチックゴミの問題が深刻になってきている昨今、そもそもプラスチックの使用量を抑えようという動きが出ています。
日本国内では、大手の製紙メーカーが紙のボトルを開発しています。
海外では海藻を使った容器が開発されたりしています。

そういったペットボトルの代替となるものの現状を見てみます。

海外のプラスチック削減の動き

飲料メーカーの取り組み

エビアンは2025年までに全てのペットボトルを再生プラスチックを使用することを決めました。
エビアンの総ペットボトルに占める再生プラスチックの割合は30%程度です。

小売店の取り組み

イギリスのスーパーマーケット・テスコでは自社のペットボトル入り飲料水をアルミ缶に変更しました。
アルミ缶はペットボトルに比べてリサイクル率が高く、またこの缶は蓋もできて、持ち運びの便利さもペットボトルに負けていない優れものです。


(出典:Business Insider - How three guys in their 20s launched
a canned water brand supported by supermodel David Gandy)

新素材の開発

・海藻を使った新素材
イギリスの Skipping Rocks Labが海藻を利用した、ペットボトルの代替容器の開発を行なっています。
その名も「Ooho」。
この新容器は食べてしまうこともできるし、そのまま捨てられても4~6週間で生分解される優れものです。
2019年のロンドンマラソンでは、ペットボトルの代わりにこの新素材に入った水が3万個も配給されました。
2018年は92万本ものペットボトルが配給されていたので、それを置き換えることに成功したことになります。

この容器は飲料水をだけではなく、パーティーでカクテルを入れたり、ファーストフード店でケチャップを入れたりするのにも使えます。

(出典:Skipping Rocks Lab

日本のプラスチック削減への動き

清涼飲料水の業界団体の取り組み

目標は2030年度までにペットボトルの100%有効活用です。
基本的な方針としては、以下の二点です。
1. 使用済みペットボトルを回収量の増加
2. 使用済みペットボトルからペットボトルを作る。

ペットボトルの回収
自動販売機の横においてあるペットボトル専用のゴミ箱がその取り組みのひとつです。
ただし、そのゴミ箱に過程ごみなどペットボトル以外のごみが捨てられたり、異物でゴミ箱が満杯になり回収するべきごみが回収できていないという問題があります。
現在、より回収量を増やすために試行錯誤を行なっているようです。

使用済みペットボトルからペットボトルを作る
2017年には再生PET樹脂量が61.3千トンとなっているようです。(前年度比6.7%増加)
ちなみに、2017年の清涼飲料等に使用されたPET樹脂量全体では606千トンで、再生PET樹脂量の全体に占める割合は10%です。

(出典:PETボトルリサイクル推進協議会

年々再生PET樹脂量の割合は増加しているので、今後に期待したいですね。

製紙業界による、ペットボトルの代替品開発

2018年9月に日本製紙と四国化工機が共同で新しい紙容器を開発しました。
この容器は、250mlの場合、ペットボトルと比較してプラスチックの使用量を70%削減できるようです。
また、この製品は2019年度より市場に出荷されています。
どれくらいの活用が進んでいるのか年度末に期待したいですね。