サステナビリティ経営 企業

企業のサステナビリティ経営分析(炭素排出量)ーイオン株式会社2020年

イオン株式会社のサステナビリティ経営分析(炭素排出量編)

炭素排出量の概要

同社が公開しているスコープ別のデータが見当たらなかったため排出量の構造や推移の把握ができませんでした。

イオン株式会社の2030年に向けた脱炭素の目標

イオン株式会社では、脱炭素に関連する目標を主に以下の2つ定めています。
1. 2030年までに店舗使用電力の50%を再生可能エネルギーに切り替え
2. 2040年までに店舗でのCO2等排出量を総量でゼロ

各目標による想定される脱炭素効果を算出する

具体的な店舗から排出されるCO2の数字は見つけることができなかったため、詳細は不明です。
しかし目標1に関しては店舗におけるCO2排出の90%は電気利用によるものであるため、大きな効果が期待できます。実際、国際的なイニシアチブであるSBTから「1.5℃」目標として認定を受けています。さらにこの中間目標は、当初掲げていた「2050年カーボンニュートラル達成」を10年前倒して2040年に達成することを目指すものです。

目標に向けた活動

目標達成に向けた柱は大きく2つで「省エネ」と「創エネ」としています。創エネは太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの創出のことを指しています。

目標別の実績検証

省エネに関しては、従来型店舗と比較して20%以上のCO2排出を削減していて、かつCASBEE※A評価以上を取得している店舗を「エコストア」として定義しています。2005年に初の「エコストア」が誕生していて、2012年9月からはこの取り組みを進化させた「次世代エコストア(スマートイオン)」の取り組みを始めています。これはエコストアの定義に、エネルギーの効率的な利用などの観点が加わったものです。2021年末時点でスマートイオンは15店舗にまでなっています。


再エネ利用に関しては、スマートイオンを進化させた「次世代スマートイオン」があります。使用電力を100%再生可能エネルギーで賄っている店舗として複数の次世代スマートイオンが誕生しています。

まとめ

目標設定に関してはSBTから「1.5℃」認定を受けるなど、とても野心的な印象を受けます。

取り組みの成果については、全体感がわかるデータが見つからなかったため判断しかねます。そのため開示方法が今後改善されることを期待しています。

・目標の明確さ: o
・目標の野心度合い: o
・アクションプランの明確さ: △
・実績の明確さ: △
・実績の進み具合: △

参考リンク

・イオン サステナビリティデータブック2021
https://www.aeon.info/wp-content/uploads/sustainability/images/report/2021/21_data_a3.pdf#page=10