ニュース 会議

ダボス会議 2020 にて グレタトゥーンベリ vs トランプ大統領 一方でダボス会議は環境に配慮した運営

今年もスイス東部のダボスにて世界経済フォーラム(WEF)、通称ダボス会議が22日に開幕しました。各国政府のトップや、経営者など多くの関係者が参加しました。世界経済フォーラムは今年の会議の主要なテーマを「持続可能な世界」をしました。

環境に配慮された運営


(出典:ダボス会議でEV走る
近年の環境問題への意識の高まりを受けて、ダボス会議は環境への配慮を意識した運営がなされました。

まず会場の電力はすべて再生可能エネルギーで賄われています。
また、会議の開催中の参加者の移動のシャトルの90%がエコカーとなっています。
そして参加者のための臨時の駅を作ることで、会場まで来るのに環境負荷の少ない鉄道を利用することを推奨しています。
昨年グレタさんが鉄道で会場まで来たのとは正反対に、参加者の大部分がプライベートジェットを利用して会場まで来たことが話題になりました。今年も依然として多くの参加者がプライベートジェットを利用して会場入りしました。

<関連記事> 特集 グレタ・トゥーンベリとは何者??

そして、食の部分も環境に配慮されています。
再利用可能な瓶を使うことで、ペットボトルなどの使い捨て容器を削減しています。
主要会場であるコングレスセンターでは肉や魚を一切排除したヴィーガン料理が振る舞われました。
AIを使って食品の廃棄も予測し、さらに食料は地元で調達されたものだそうです。

グレタトゥーンベリ vs トランプ大統領

今回もトランプ大統領は環境問題について懐疑的な姿勢を崩しませんでした。
トランプ大統領は、グレタさん等環境活動家たちを過去の愚かな占い師の後継者と発言します。環境問題の悪化によって我々人類の生活が脅かされるとする考えに反論しました。そしてグレタさんらの考えを悲観的として「悲観的になるときではない。楽観的になるときだ。」と発言、彼らの活動に批判的な態度を改めて示しました。
トランプ大統領の発言の多くは、自身が大統領に就いてからの米国経済の校長を持参するものでした。
また、「一兆本の木の植林活動に参加する」との発言も見受けられました。

一方のグレタさんは、「地球温暖化対策は何も進んでいない」と世界のリーダーを一喝しました。そして、参加各位には化石燃料に関する投資の中止を求めました。
トランプ大統領の批判に対して、「大人は『子供は心配するな、悲観的になるな』というが、沈黙し何もしていない。そしてさらに悪いのは、十分な対策をしていると思わせるような発言などをすることだ」と反論しました。
また、トランプ大統領の植林発言に関して「植林はいいことだが、十分ではない」として、具体的な中身のある政策を求めました。

金融の世界も環境に配慮

今回の会議で、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行の総裁マーク・カーニーは、環境問題に配慮を欠いている企業への投資が増えるのを防ぐために金融機関を監督すると発言しました。ESG投資の増加からわかるように、投資家たちも「環境に配慮した経営が行われているか」を重要視していることがわかります。そして今回のイングランド銀行総裁カーニーの発言は、国の金融機関の中核である公的な中央銀行までもが、環境への配慮を重視しつつあることイメージ付けました。

まとめ

昨年、グレタさんが大きな話題になり、世界中の若者が気候変動マーチなどに参加しました。またグレタさん同様に、環境活動家と呼ばれる若者が各地に出現しました。昨年のムーブメントをきっかけに、各国政府は環境問題への対応を迫られました。ですが具体的に環境問題を解決に導くものはあったでしょうか?

経済成長を妨げる環境問題対策に懐疑的なトランプ大統領、我々が住む地球がなくなることで経済成長どころの話ではなくなることを恐怖するグレタさん。この構造は、企業、自治体、あらゆることに当てはまるのではないでしょうか。見かけだけの国の政策や企業の戦略ではない、中身のある施策が必要だと思います。