グリーンウォッシュ
Greenwashing is a communication technique aimed at building a false image of a company in terms of environmental impact
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グリーンウォッシュ

グリーンウォッシングとは

グリーンウォッシュという言葉は、環境を配慮したエコなイメージをイメージさせる「グリーン」と、上辺だけのごまかしを意味する「ホワイトウォッシュ」を組み合わせた造語です。
グリーンウォッシュとは、エコではない事業や商品をエコに見せかけたり、エコと謳ってマーケティングすることで、上部だけで環境に取り組んでいる企業をグリーンウォッシュ企業と呼ぶことがあります。

背景

グリーンウォッシュをする企業はなぜ出てきたのでしょうか?

1970年代から、社会的に環境意識が高まってきました。その結果、企業は「環境に優しい」イメージをアピールすることが企業ブランドの向上に効果的になりました。
すると、環境意識の高い消費者を狙って、実態とは異なるのに「環境に優しい」と主張する企業が出てきました。

問題

グリーンウォッシュにはどんな問題があるのでしょうか?

グリーンウォッシュは、消費者・企業双方への悪影響があると考えられます。
グリーンウォッシュの問題点は、消費者が環境に配慮して消費をしても、騙されてしまうことです。その結果、「環境に良い」商品に対して疑念が生まれ、本当に環境に良い商品が売れなくなってしまう可能性があります。
また、企業にとってもグリーンウォッシュと批判されることは、企業イメージの低下につながり、売り上げを落とすことにもなりかねません。

見分け方

グリーンウォッシュの手法にはどのようなものがあるのでしょうか?
80年代〜90年代には「環境に優しい」という印象づけを行うために、森の写真を使った広告などのキャンペーンが行われていました。
しかし、現在は単なるイメージ先行のものではなく、実績をアピールする方向にグリーンウォッシュの手法が変化してきています。

企業向けのグリーンウォッシュに陥らないためのレポートに記載された、「グリーンウォッシュ10のサイン」は以下の通りです。
このレポートは2009年に、企業や団体のサステナビリティに関するブランディングや広告のコンサルティングを行っている、英国に本社を置くFuterra社が中心となって発表しました。

  1. 具体的な事実を伴わない、曖昧な表現(例:エコフレンドリー)
  2. 商品はエコだが、企業や工場はエコではない(例:電気効率の良い電球を作っている工場が河川の汚染をしている)
  3. 実態の伴わないイメージを想起させる画像の使用(例:車のマフラーから花が咲いてるかのように見せかけてグリーンなイメージを訴求する)
  4. 商品や事業のごく一部のグリーンな部分を強調
  5. 自社を少しでも良く見せようとして、同業者の中では一番だと主張する(ポイント:比較対象が全く環境に配慮していない中で、自社の優位性を無理やり作り出している)
  6. 単純に信頼性がない(ポイント:エコフレンドリーなタバコなどの、商品がそもそもエコではないものをエコだと謳う)
  7. 専門用語の羅列(専門家しかわからない単語を並び立てているだけ)
  8. 第三者機関からの認証に見せかけて自社で独自の認証をつける
  9. 証拠がない
  10. 嘘をでっちあげる
    (参考:Understanding and Preventing Greenwash: A Business Guide

参考

Understanding and Preventing Greenwash: A Business Guide