資源

日本の太陽光発電の抱える問題とは?

近年クリーンエネルギーの発電割合が増加しています。
その中でも家の屋根に取り付けられたりする機会の多くなってきた太陽光パネル。

今回は太陽光発電によるメリット、課題点についてみていきましょう。

太陽光発電とは?

太陽光発電は、太陽光をソーラーパネルを用いて電力に変える発電方式です。
太陽光は太陽がある限りは得ることができ、CO2や有害物質を排出しないクリーンな発電です。
 

太陽光発電のメリット

メリットは以下の3つがあります。

新しい用地を必要としない

太陽光は設置地域に制限がなく、さらに屋根や壁などの未利用スペースを活用することもできるため、新たな用地を必要としません。

遠隔地や非常用の電源として活用できる

送電設備のない地域(山岳部、農地など)でも電源として活用することができます。
また、災害時に電力の遮断された際にも非常用の電力として発電することが可能です。

余った電力は売れる

太陽光発電の発電容量により種類が二つに分かれます。

・住宅用太陽光発電(10kW未満)
・産業用太陽光発電(10kW以上)

住宅用、産業用ともに余った電力を売る「余剰売電」があり、産業用は発電した電力を全て売る「全量売電」があります。
また、住宅用と産業用では売却価格が異なります。

太陽光発電のデメリット

デメリットは以下の3つがあります。

天候や気温などに左右される

太陽光発電はその名の通り太陽の光を使って発電するため、雨や曇りの日など天候が悪い日は発電量が低下します。
また、夏などの日差しがとても強い時期は太陽光パネルの温度が非常に高くなり、発電の効率が10~20%悪くなってしまいます。

電力施設の事故に弱い

日頃電線を通り私たちが利用している電気は交流という種類を使用しています。
交流は発電施設や送電線などで急な電圧の変化が起きた際に強いという特性があります。

しかし、太陽光発電や風力発電で作られる電気は発電方法の理由で直流で作られます。
そのため、直流を交流に変換させる電子機器を通す必要があります。

変換するための電子機器は電気の性質や流れの急激な変化に弱いため、もし送電線などで事故が発生した場合には変換器を守るために一時的に停止する必要がでてきます。
実際に風力発電の割合が半分を占める南オーストラリア州で複数の落雷が発生した際に発電が止まり、街全体がブラックアウトしたという事件もあります。

メンテナンス費用がかかる

ソーラーパネルの発電は直流というお話をしましたが、家庭用にも変換装置(パワーコンディショナー)が必要です。
その寿命はおよそ10〜15年なので、メンテナンスが必要になることもあります。

太陽光発電の今後の課題、2019年問題(FIT買取期間の満了)とは?

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT制度)は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。(引用:資源エネルギー庁)
とあります。
この制度により日本の住宅用太陽光発電の導入が進んできました。


出展:エネルギー白書

太陽光システムを導入する際の1kWあたりのコストは年々減少してきています。
そのおかげで全体の入寮が2011年ごろから大幅に上昇しています。

しかし、2019年5月から2009年よりまえに住宅用太陽光発電を設置した家庭からFITによる固定価格買取制度が終了し始めています。
下のグラフは太陽光発電の住宅用と事業用の買取価格の推移です。

買取価格は2009年の48円から徐々に低下し、現在では最高でも26円まで低下してきています。
10年間で売電価格が大幅に下落しており、どのように生産した電力を扱うかが問われています。

主に考えられる選択肢は以下の通りです。
・売電せずに自分で消費する
・現在の電力会社に継続して売電する
・他の新しい電力会社に売電する

まとめ

太陽光発電の良い点はやはりクリーンエネルギーであることですが、電力が安定しないというデメリットもありました。

日本は資源に乏しく海外に頼っており、エネルギー自給率が低い状況にあります。
発電の割合で太陽光発電を増やすことでよりクリーンに発電することができるようになります。

私もいずれ太陽光発電をはじめてより環境によい発電に協力していきたいと思っています。

合わせて読みたい記事

再生可能エネルギーとは?導入するメリットと、日本の総エネルギー供給に占める割合を調べてみた

参考記事

太陽光発電とは?(タイナビ)
なっとく!再生可能エネルギー(エネルギー資源庁)