資源

水に関する環境問題と日本の現状。海に囲まれた日本でも水不足の影響が出る可能性がある?

水資源に関わる問題
水資源に関わる問題

私たちの生活に欠かせない存在、それが水です。
水の惑星と呼ばれていて、地表の3分の2を水で覆われている地球ですが、人口増加とともに深刻になってきているのが水の問題です。
水不足の問題と日本の関係について見てみましょう!

水資源はどれくらいあるのか?

地球は水で覆われていて、水資源は約14億km3存在すると言われています。
しかしその大部分は海水で、人間が使用できるものではありません。
実際に人間が使用できる水は淡水と呼ばれていて、その量はわずか0.01%程度(10万km3)しかないのです。

人間が活用できる水資源
(引用: 国土交通省

水不足はどんな要因で引き起こされているか?

世界の人口が増加し、それに伴って水の使用量も増加しています。

下の図は1900年以降の人口と水の使用量の推移を表しています。
・赤い曲線が人口の推移です
・紫?の曲線(真ん中の曲線)が水の使用量です。
横軸が時間の経過を表していて、縦軸は1900年を100%と見たときの数字です。
(例. 1990年は1900年の水使用量の約600%程度、人口は約300%です。)

The rate of growth in freshwater withdrawal and consumption has been even more rapid than global population growth. Sources: Shikomanov 1999, US Census Bureau 2011 [14].

人口の増加とともに水の使用量が増加しています。
さらに水の使用量の増加率は、人口の増加率以上に成長しているのもわかると思います。

また人口増加だけではなく、気候変動によっても利用可能な水の量が減るとも言われています。
(海水面が上昇して、淡水の量が減ると言われているためです。)

水の使用量が今後も増えていき、気候変動によって利用可能な水の量が不足していくことが考えられます。
そのため、世界各地で水不足が起こる可能性が高いです。

日本国内でも問題が

とは言っても、日本は水資源が豊富で、あまり水不足とは関係なさそうなイメージがありますよね。

しかし、実際は日本も水不足の問題と密接に関わっています。
なぜなら、日本は海外からたくさんの水資源を輸入しているからです。
以下の画像は、日本が水資源をどこから、どれくらい輸入しているのかを表しています。

日本の水資源の輸入
(引用: 文部科学省

間接水というのは、工業製品や農産物を生産するために必要とされる水のことを指しています。
(2000年頃のデータをもとに作成された資料です。)
アメリカからの水資源の輸入が多く、全体として農産物の生産に関わる水資源の輸入が多いのが印象的です。

国内の年間水資源使用量 890億m3
間接水の総輸入量 744億m3

上表から、日本は国内で消費している水資源とほぼ同量の水資源を輸入していることがわかります。

まとめ

日本は水資源を輸入に頼っているため、水不足の問題と密接に関わっています。
今までは経済力を背景に、様々な水資源を輸入していました。

今後は世界的に人口が増加して、いろいろなものの需要が高まりそうです。
そうなると今まで通り日本が水資源を輸入することができる保証はないので、水資源を大切にする必要がありそうです。
自分の生活の中でできるところから変えていきたいですね。

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