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SDGsとは
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字をとったものです。
2015年9月に国連のサミットで加盟国全てによって採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までの国際的な目標です。
17のゴールと169のターゲットから構成されていて、「誰一人取り残さない」ことを謳っています。
以下の5つの特徴があります
- 普遍性:すべての国が行動する
- 包摂生:誰一人取り残さない
- 参画型:すべてのステークホルダーが役割を持つ
- 統合性:社会、経済、環境に統合的に取り組む
- 透明性:定期的にフォローアップを実施する
(参考:持続可能な開発のための2030アジェンダ)
背景
SDGsの前身として、MDGs(ミレニアム開発目標)がありました。
これが2015年に期限を迎えたので、SDGsは新しい世界共通の目標として定められました。
MDGsは2001年に国連で採択されました。2000年に採択された「国連ミレニアム宣言」と1990年代の国際開発目標を統合して作られたものです。
2015年を目処に発展途上国向けの開発目標として、以下8つの項目が設定されていました。
- 極度の貧困と飢餓の撲滅
- 初等教育の完全普及の達成
- ジェンダー平等推進と女性の地位向上
- 乳幼児死亡率の削減
- 妊産婦の健康の改善
- HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
- 環境の持続可能性確保
- 開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
(参考:ミレニアム開発目標(MDGs))