最近マイボトルを持っている人をよく見かけるようになりましたね。
私も2年前くらいからマイボトルを始めました。
しかし、500mlなのですぐ飲みきってしまう、かといって1Lのマイボトルは重いしな…って思ってしまっています。
500mlでも給水所があれば補給できるのですがなかなか見当たらない時もありますよね。
そういう時仕方なく買ってしまうペットボトル飲料。
どのコンビニに行っても凄まじい量のペットボトル飲料が置いてありますよね。
他の容器で普及すればいいんじゃないか?とふと思ったので見ていきましょう!
記事全体の流れ
よく見る容器の種類
私たちの身近で買うことのできる容器で身近なものは以下の3つです。
- 缶
- ビン
- ペットボトル
- 紙パック
以上の中で、
缶は缶コーヒーなどによく使われるスチール缶と炭酸飲料などに使われるアルミ缶、
ビンはコンビニなどで売られるワンウェイビンと居酒屋などで利用されるビールビンであるリターナルビンに分類されます。
それぞれのリサイクル率は、
素材
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率
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スチール缶
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93.4%
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アルミ缶
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92.5%
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ビン
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71.0%
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ペットボトル
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84.8%
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となっています。
しかし、実はペットボトルのリサイクル率はあまり高くないのです…
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
ちなみに使用される量ですが、
種類
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2012年度
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2017年度
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傾向
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スチール缶
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664t
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451t
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減少
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アルミ缶
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191億缶
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219億缶
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増加
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ガラス瓶
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1281千トン
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1197千トン
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減少
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ペットボトル
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583万トン
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587万トン
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横ばい
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紙パック販売量
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205,271t
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189,857t
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減少
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となっています。
缶はもともとスチールが主流だったのが年々技術の向上によってアルミ缶に変化していきました。
それぞれの環境への負担比較
容器1回使用あたりのCO2排出量
それではまず、それぞれの容器1回使用あたりのCO2排出量で比較してみます。
対象となる容器は、容器1回当たり同一容量とするため、500mlの容器となっており、製造から流通に至るまでのCO2の排出量となります。
引用:瓶リユースに関する環境負荷影響評価(既往研究調査の整理)
リターナルビンはワンウェイビンと比較するとかなりエコになっていると言えます。
スチール缶の3Pと2Pはサイズが異なり、サイズの大きい3PのCO2排出量がかなり大きいです。
製品輸送距離100kmと500kmのCO2排出量比較
続いて輸送距離の長さによるCO2排出量の比較です。
上の赤が500kmで、下の青が100kmあたりを示しています。
引用:瓶リユースに関する環境負荷影響評価(既往研究調査の整理)
距離が増えることでリターナルビンのCO2排出量が他の増加量に比べると増えていることがわかります。
これは、リサイクルされる回数が増えるごとに回収、輸送のCO2排出量が増加するためです。
しかし、1回あたりの使用ではやはりリターナルビンがいいことがわかりますね。
まとめ
それぞれのCO2排出量は1回の使用あたりだと、リターナルビン、紙パック、ペットボトルの順に排出量が少ないことがわかりました。
しかし、ペットボトルの環境負荷はCO2だけではありません。
たとえばプラスチックです。
私たちが利用したペットボトルなどの容器が海に流れだすとマイクロプラスチックとして私たちに帰ってくる危険性があります。
環境に良いものを使い、適切にリサイクルすることが求められますね。