ゼロウェイストタウン、上勝町
NGO・団体

ゼロウェイストタウン徳島県上勝町で学んだこと ーゴミについてちょっと深く考えてみるー

徳島県上勝町は、ゼロウェイストタウンとして知られています。ゼロウェイストという領域においては、日本を飛び越えて世界的にも先進的な取り組みをしています。
そんなゼロウェイストタウンに行ってみて感じたゼロウェイスト(ゴミを出さない)のためのアイデアを紹介したいと思います。

ゼロウェイストとは?

ゼロウェイストという活動を知っていますか?
ゴミをどう処理するかを考えるのではなく、そもそもゴミを出さないことを目指す活動のことです。
2〜3年前に中国がプラスチックゴミの受け入れを断るようになり、どうプラスチックゴミを処分するかと悩んでいました。今はプラスチックゴミを出さないためにレジ袋の有料化を進めています。この動きがゼロウェイストの考え方ということです。

上勝町のゴミ回収

ゼロウェイストの実践のために、上勝町では家庭ゴミを45分類して回収しています。「混ぜればごみ・分ければ資源」を実践しているのです。また上勝町では、自治体によるゴミの収集は行っていません。町民が自らゴミをゼロウェイストセンターに持ち込んでいます。上勝町ゼロウェイストセンター

ゼロウェイストセンターではゼロウェイストを実践してもらうための工夫がありました。

  • 各ゴミ1kgあたり、どれくらいの費用をかけて回収されているのか (もしくは、どれくらいの収益になるのか)わかる
    →下の画像に3つのゴミの説明があります。それぞれ右上に赤文字で1kgあたりの収集費用が書いてあります。(もしくは緑の文字で1kgあたりのリサイクルで得られる収益)
  • 各ゴミがどこに運ばれて処分されているのかがわかる。
    →下の画像の最下部にそれぞれ徳島市や大分県と書かれています。この地名が、角ゴミが持っていかれて処分される場所です。

このように、ゴミがどこに運ばれるのか、その処分にいくらかかっているのかがわかるようになっているのです。これによって、ゴミの処分にもお金がかかっているという意識が生まれ、さらにどこで処分されるかによってゴミの行く末も意識できるようになるんですね。

他にも、ゼロウェイストセンターには自分では使わなくなった不用品を他の人に役立ててもらえるような仕組みもあります。「くるくるショップ」というスペースで、町民が使わなくなった不用品が並んでいます。この中から欲しいものがあったら、誰でも無料で譲ってもらえるという仕組みです。ゴミを出さないだけではなく、人々の間で物を循環させる仕組みも作っているのです。

まとめ

東京で生活している自分は、ゴミをごみ収集所に出したらそれ以上ゴミに対して考えることはありません。ゴミの処分にお金がかかっているということも、ゴミがどこで処分されているのかも意識することはないので、ゴミを出すという行為を考え直すこともありませんでした。

しかし上勝町で取り組まれているように、「自分の出したゴミの行方」と「ゴミの収集費用(収益)」を意識できるようになると、ゴミを捨てるという行為に対して考える機会が増えそうだなと思いました。その結果、不要なものは買わないといった自分の消費行動が変化するきっかけになりそうですね。